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「いま、ここにある未来」 EVとEVがつくりあげる新しい街の姿

2011.10.18(火)

日産自動車の佐藤です。

ぜひご覧いただきたい動画があります。


CEATEC JAPAN 2011の出展概要について
日産自動車IT&ITS開発­部エキスパートリーダー二見徹が解説

9分35秒と長いので、テキストでもお読みいただけるように、二見が話している内容をそのまま文字に起こしました。
動画でもテキストでもかまいません、ぜひ目を通してください。





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IT&ITS開発部の二見と申します。
今日こちらのCEATECの会場に展示してありますのはEVとEVがつくりあげる新しい街の姿、それの実物展示なんですが、まずはじめに、なぜこういう街が考えられたかということをご説明します。



3月11日にみなさんご存知のように東日本大震災が起きたわけですけれど、あの東日本大震災で我々は大きく3つのことを学びました。



1つは、電気は非常にタフだった。
ライフラインの中で実はガスとか水道に比べて電気は停電はあるんですけれど翌日から実は復旧しているところがたくさんあったんですね。

それがゆえに、ガソリン車っていうのは燃料が途絶して途絶えちゃってなかなか走れなかったんですけど、EVは問題なく翌日から走れました。



2つ目が、我々が震災当日、この辺の首都圏に住んでいてもやはり停電もありましたけど、もう一つ電話が通じないという問題がありました。特に音声通話のほうは携帯電話もダメだったんですけれど、これに対して、メールだとかスマートフォンのツイッターみたいないわゆるモバイルインターネットですね。これはまったく問題なく使えたと。
これが2つ目。




それから3つ目は、結構、ソーラー発電ですとかそれから燃料電池と呼ばれているものが普及し始めていた時期なんですね。ところが実際に震災が起きてみるとなかなかこれが使えなかった。なぜ使えなかったかというと、結局発電する時間と使いたい時間というのが違っていると。

例えばソーラーは夜ですとか雨の日っていうのは使えないわけですね。そういった問題をクリアするためにはどうしたらいいかっていうとですね、何がなかったかというと、これは、(電気を)ためる機能がなかった。





(電気を)ためる機能を入れるというのは実はそう簡単なことでは従来なかったんです。というのはですね、家一軒を丸一日、二日支えようと思うと蓄電池のコストというのがだいたい家一軒建てるのと同じくらいかかってしまうという、そういう問題がありました。

ところがですね、今回震災が起きたということで電気自動車の大きな容量を持つ電池をこれをなんとか蓄電池として使えないかと、こういう動きがはじまったわけですね。



日産はいち早くそうしたニーズにこたえようということで家まるごと一棟を支えられるくらいの出力をもった放電可能なEVを開発したわけです。これによって、なかなか蓄電池というのが入手困難だったわけなんですが、このハードルが一気に解決したと。

日産 POWER CONTROL SYSTEM(パワーコントロールシステム)
日産 POWER CONTROL SYSTEM(パワーコントロールシステム)
日産リーフに蓄えた電気を住宅に供給可能に

これによってはじめて、エネルギーを作って、ためて、使う。つまり、自給自足できるエネルギー環境というのが整ったということです。





CEATEC JAPAN 2011 Smart Community "ZERO"
EVとEVがつくりあげる新しい街の姿の実物展示
Smart Community "ZERO"(エネルギー自立型コミュニティ)
展示の内容についてはこちらをご参照ください。


ところがですね、クルマ100年の歴史の中で、クルマを走るために使うのではなくてエネルギーのために役立てるなんていうのは、これは初めてのことですので、そうするとクルマと家の関係ですとか、それからクルマと各いろんな社会の施設の関係こういったものはやはり新たな関係づくりが当然必要になってくるだろうと。

その新しい姿のサンプルをですね、このCEATECの場で実物展示しようというのがそもそもの狙いだったわけです。


NSH-2012(上)とPOWER CONTROL SYSTEM(下左)、日産リーフ(下中央)
NSH-2012(上)とPOWER CONTROL SYSTEM(下左)、日産リーフ(下中央)





これ(NSH-2012)は簡単に言えば、クルマ屋が考えたスマートハウスということで、基本的には先ほど言った、ためて使える仕組み、これ「LEAF to Home」と我々呼んでますけれど、リーフの電気を家の電気として使える仕組みですね。これを中心に組上げたスマートハウスということになります。



基本的なデザインはクルマ屋のデザイナーが考えています。クルマ屋のデザイナーと本職の建築家、それから土木技術者ですね。こういう職人集団が互いに協力しあってつくった、そういう非常に珍しいスマートハウスです。





この全体の仕組みを説明する前に、まず基本的な形というのがすごくおもしろいということにみなさんお気づきだと思うんですけれど、なんか宇宙船みたいな形をしているわけです。


これどうしてそういう形になったかということなんですが、日本とかそれから東アジアの地域というのは非常に水害が多い地域で、日本ではそういった事情から古来から高床式という建築手法があって通常の住宅の脚の部分を非常に高く保っておくことで水害から身を守るというそういった考え方が一つ。

今回3.11を我々は経験したわけで、大きな津波も経験してます。
それから、ついこの間は夏場には大洪水というのも発生したということでまずそうした水害から身を守るということで高床式にしてあります。



それからもう一つは、今後の住宅というのは非常にスペース効率を求められるということで、スペース効率がとてもよいつくり方でもあります。
ガレージというのを別につくったりする必要がないと。



そういうわけでこういった形状になったわけですけども全体が八面体の形状をしていまして、実はこれは室内全体が空気が流れやすくなる、均一の温度環境が作れるというそういった特長もあるんですが、実は航空機と同じモノコック構造といって、フレームと内側外側の壁全体で、外の殻みたいなシェルみたいなものをつくって家を支えるというそういう構造になっています。




実はパネルは紙を芯材とする非常に軽量なパネルになってまして、もちろんこれは耐火性能もOKですし、それから防音ですとか防湿にも優れているんですけれど、そういった建築基準法をちゃんとパスしたものを使っておりますけれどそれがゆえ、非常に軽い構造なんですね。

NSH_2012の素材について説明する日産自動車 IT&ITS開発部 エキスパートリーダー二見徹
NSH_2012の素材について説明する日産自動車 IT&ITS開発部 エキスパートリーダー二見徹



普通はこの建物は高さが6m、奥行きが6m、横幅が7mある。
入るとだいたい20畳くらいの40平米ぐらいの空間なんですけれどそういった構造体をつくると通常の住宅ですと5t~6tくらいの非常に重たいものになるんですが、我々のスマートハウスは3tでできていますね。

NSH_2012室内
NSH_2012の室内
室内全体が空気が流れやすく、均一の温度環境がつくることができるという特長が



これは一つは下を橋脚といいますか脚で支えているから軽くしたいという意図ももちろんあるんですけれど、もう一つはこれまだ完全に設計は完了していないんですが、たとえば洪水ですとか大津波で流されたときに箱舟として浮くことができるというそういう構造を考えています。まぁそれでこんなおもしろい形をしているということですね。





エネルギーシステムが重要なんですけれどエネルギーシステムはソーラー発電と燃料電池ですね、それから蓄電池としては「LEAF to Home」を活用したシステムになっています。



通常はソーラー発電とそれから燃料電池、この2つの発電を使います。
ソーラーというのは今この住宅の場合には2kw、比較的小さいんですが、最大で4kwぐらいまで広げることができます。それから燃料電池というのはコンマ7(0.7)kwの出力をもっています。

なんで二つ使うかということなんですけれど、ソーラー発電というのは実は出力は大変に大きいんですね。4kwとか5kwとかとれちゃうんですが、欠点があって、それは天候に左右されてしまう、あるいは夜間使えないということです。

これに対して、燃料電池のほうは出力は小さいんですけれど天候に左右されず使えるということで、この二つを組み合わせることでいつでも安定した電源が得られる。
当然リーフは放電するばっかりじゃなくて、リーフに対する充電もこれによってできるということです。



リーフはどういうところで活躍するかというとですね。
通常時はさきほどのダブル発電があると、かなり発電的には十分という状況になってむしろ余った電気をリーフにためるということが重要になります。

一方、災害時ですね、非常時は通常の場合ですとなかなか燃料のラインというのが切れてしまうというのがあって、その場合には太陽光発電、ソーラー発電とリーフを組み合わせて今度はリーフはちゃんと家にいてもらわないと困りますけれどその蓄電池としてのリーフとそれから太陽光発電で対処すると。この二つによって十分にしのぐことができると、そういう設計になっています。



日産リーフからPOWER CONTROL SYSTEMを介して住宅に電力を供給





それから中全体はホームICTというワイヤレス通信を用いた電力管理システムというのがあって、実はすべての家電がワイヤレスでつながっています。
そのために、たとえば太陽光発電が十分にない、だけど家の電気は結構使いたい時があると、そういう時には優先度の低い家電製品は自動的にOFFすると。そういう機能もついています。






これが全体として日産のスマートハウス、日産スマートハウスなんでNSHという名前がついていますね。そのさらにあとにハイフンをつけて2012という名前がついているんですが、実はこのハウスはコンセプトモデルではなくてすべて本物が使われています。

したがって、まだ「LEAF to Home」みたいに商品化されていないものもありますが、2012年にはひととおり技術としてすべて構築できる、完成できるものということで、「いまここにある未来」であるということですね。

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    トラックバック日時: 2011年12月 1日 00:36

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