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全米で最もリーフユーザーが多い会社!?エバーノート外村氏インタビュー

2013.08.22(木)

米エバーノート社 日産リーフオーナーの皆さん
米エバーノート社 日産リーフオーナーの皆さん

日産自動車の豊田です。

このNISSAN EV blogをお読みいただいている方の中には自動車通勤の方もたくさんいらっしゃると思います。今回は、おそらく日産自動車および関係会社以外で日産リーフで通勤している従業員が最も多い、米国エバーノート社の取り組みについて、エバーノート ジャパンの外村仁(ほかむら ひとし)会長にお話をうかがってきました。


エバーノートジャパン外村仁会長
エバーノートジャパン 外村仁 会長
エバーノートはスマートフォンやタブレット、PCなどさまざまなデバイスで、ノートをとるように情報を記録できるクラウドサービス。
詳しくはエバーノート社Webサイトでご確認ください。



220人中47人がEVで通勤 30人が日産リーフで通勤

米エバーノートでは電気自動車で通勤している従業員がとても多いそうですね。

「米国本社所在地であるカリフォルニア州レッドウッドシティ(サンフランシスコの南約40km)で働いている従業員が220人くらいですが、そのうち47人がEVです。EVが多く走っているベイエリアでもたぶん比率としては最高だと思います。そのうちの30台くらいがリーフ。EVの中でもリーフの比率がこれだけ高いのもたぶんベイエリアで最大で、全米で最高かもしれません。
まったく自由意志で買って、EVがこれだけ多い、なおかつリーフがこれだけ多いっていうのは他にはないと思います。リーフの次に多いのがボルトですが、台数はリーフの1/3程。その次がフォードのプラグインハイブリッド、テスラと続きます」



会社がEVに補助金

おそらく日産関係の会社以外では最もリーフオーナーが多くいらっしゃる会社だと思います。リーフも含めてそれだけEVオーナーが多い理由は何でしょう?

「昨年(2012年)の秋にEVをリースしたら月々補助金を出す制度を創設したんです。簡単に言うと、従業員がEVをリース契約して会社に申請すると、会社が月々一定額を補助します。EVもいろいろありますけど、一律に一定額を出します。リース契約の内容にもよりますが、多くのケースでは会社からの補助金だけで毎月のリース契約をほぼまかなえるようにプランしました」



EV補助金の狙いは社員に快適に通勤してもらうこと

従業員側にはそれは大きなメリットですね。
一方、そのような制度を導入した会社側の狙いはどういったものでしょう?

「メインの理由は社員がより快適に職場に来られるように、より快適に働けるようにということです。おいしいごはんや「おーいお茶」に代表される健康的な飲み物を無料で出すとか、オフィスの設計を工夫して社員がよりコミュニケーションしやすくするというようなことを数多くやっていますが(参考記事)、そういう取り組みの一環と考えていただければ」

「2013年現在カリフォルニアでは、EVであればカープールレーン(1台の車に標識に書かれている人数以上が乗っていなければ走行できない車線)を走れるんですよ」

「いまシリコンバレーではかなりまた景気がよくなってきて高速道路が朝晩混むんですが、カープールレーンを使えると朝夕のラッシュの通勤時間を半分くらいにできます。40分のところを20分で走れちゃう。物理的な時間短縮に加え、ストップ&ゴーするのと、スーッと来られるのはぜんぜん快適さが違いますよね。EVを使ってカープールレーンで快適に通勤して、その分ストレスなく、会社にきて働き、ストレスなく家に帰って家族と過ごす。
こういう生活に近づけてもらうための取り組みです」



エバーノート社内
エバーノート社内
おいしい食事を無料で提供するのも、時間を節約しつつ社員に快適かつ健康的な働く環境を提供する一環だ。EV補助金やEV充電器の設置も同様の取り組みだそうだ。



EV補助金導入でEV通勤者が急増

「それプラス、もちろん排気ガスも出さない、静かということもあります。カリフォルニアに育っている人っていうのは一般的にオーガニックとか自然にいいということが好きなので、(エバーノートのEV補助金のように)きっかけさえあればEVに乗りたいという人が多いと思います」

「しかし、車社会のアメリカでは、走行距離の制限など不便さもあるので、環境保護に熱心な人以外は普通はなかなかEV購入に踏み切れないんですよね。気持ちとしてはやりたいんだけども充電できる場所も多くはないし、もしも電池が切れたらどうしようという漠然とした不安を持つ人が多いのではないでしょうか。
でもこうやって会社が背中を押してやると、じゃぁっていうことでバーンと50人近くがEVに乗りはじめたということですね」




充電設備も導入 スマホで空き状況を確認


エバーノート社のEV充電設備
エバーノート社のEV充電設備

レベル2(220V)の充電設備が10台、CHAdeMOの急速充電器が2台あるそうですね。

「はい、昨年(2012年)の11月に他社に先駆けて設置しました。CHAdeMOが会社にあるのは珍しいですね。フォードにもボルトにもテスラにも使えないので現実的にはリーフ専用です。家で充電する分は電気代は自分で払いますけど、会社でチャージする分は会社が電気代を負担しています。ですので、リース代プラスざっくり充電の電気代の半分は会社がみるということになりますね」

「また、EVユーザーは今もコンスタントに増えているので、今会社のチャージャーの数を増やすことを検討してます。現在は充電器が壁に沿って並んでいますが、今度増設する際は、充電器を囲むように駐車できるようにして、クルマを動かさずに充電ノズルを抜き差しするだけで順番に充電できるようにしようかと考えています」


社内で充電待ちは?

「社内のエンジニアがパパッとつくってくれたんですが、いつ誰がどの充電器を使うか、いま充電中かどうか、会社の充電設備の使用状況をインターネット経由でスマホで情報共有できるようにしているので、席にいても充電器が空いたらわかるようになっています」

エバーノート社内の充電設備の使用状況がわかるApp画面
エバーノート社内の充電設備の使用状況がわかるApp画面



アメリカEV事情

「アメリカではblinkchargepointというのがEV充電の二大ネットワークです。
事前にメンバーになってRFID入りのカードを手に入れ、カードをチャージャーにかざして認証してから充電します。チャージャーが空いてるかどうかをスマホのアプリ上で事前に確認できます。場所によって予約も可能です。
ブリンクの場合は1時間1ドルが基本。設置者別に料金が設定できるので、場所によってはすごく高い料金が設定されているところもあるんですが、公共の駐車場に設置してあるところはほとんど無料です。
チャージャーはだいたい駐車場の入り口に一番近いところとか便利な場所にあることが多いのもありがたいですね」

RECARGO
上記blinkやchargepointなどの情報をまとめて掲載しているRECARGO App画面




「あとおもしろいなと思ったのは、自宅のチャージャーを他のEVオーナに提供する仕組みがあるんです。PlugShareというサービスなんですが、いざ電気が足りなくて困った人は我が家のコンセント使っていいよという心の広い人が登録し、それを他のEVユーザーが使わせてもらえるんですね。まだEVの黎明期で公的な充電ポイントが少ない訳なんですが、その不便さを補うためにEVユーザー同士助けあって利便性を上げようとというサービスです。こういう草の根チャージャーネットワークがすぐ形成されるのはアメリカ的だなと思います」

PlugShare
プラグを解放している一般家庭を表示する PlugShare。
インフラが不足しているのを、皆の気持ちで補うという仕組み。


「他にも電力会社がEVを持っている人向けの料金体系を用意していてWebサイトで料金シミュレーションを見せたり、切り替える前にその料金プランを体験できたりということもやっています。EVをどう使うのか、もっとうまく使いこなすのかというソフトの面でもいろんなサービスが生まれて、使われ始めています」






いかがでしたか?
現在、世界で日産リーフをご利用いただいているお客さまが最も多いのはアメリカ。今回ご紹介したような事情や制度、サービスが、オーナーさま増に貢献しているのでしょう。
日本でも走行記録データを活用した保険商品などいままでにない新たなサービスが生まれつつあります。今後にご期待ください。


取材:2013年4月

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